50代で転職を考え始めると、「エージェントに登録してもいいのか」「年齢で落とされないか」という不安が先に立つことが多いと思います。
実際、50代の転職率は3.8%と全年代で最も低く、転職後の年収が唯一マイナスになるというデータもあります。
ただ、厳しい数字を知った上でも「次の仕事を見つけたい」と動き出せる人には、エージェントの使い方次第で十分な可能性があります。
この記事では、人材紹介3社の立ち上げを経てきた著者が、50代に強いエージェント7社の選び方と、実際の使い倒し方を整理しました。

50代で転職を考え始めると、「エージェントに登録してもいいのか」「年齢で落とされないか」という不安が先に立つことが多いと思います。
実際、50代の転職率は3.8%と全年代で最も低く、転職後の年収が唯一マイナスになるというデータもあります。
ただ、厳しい数字を知った上でも「次の仕事を見つけたい」と動き出せる人には、エージェントの使い方次第で十分な可能性があります。
この記事では、人材紹介3社の立ち上げを経てきた著者が、50代に強いエージェント7社の選び方と、実際の使い倒し方を整理しました。

監修者
株式会社アイジール 代表
株式会社エス・エム・エスへの第二新卒での入社をきっかけに人材業界へ足を踏み入れる。その後、株式会社プレックスの創業メンバー・役員として約3年間、キャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを含む業務全般を経験。現在は株式会社アイジールにて、キャリアアドバイザーを中心とした人材・HR業界特化の転職エージェント事業を運営。

転職後の年収が唯一マイナスになるというデータがありますが、40代・50代のミドル層の転職は2021年以降右肩上がりで増加しており、
2025年度に「50代前半の採用が増える見込み」と回答した企業は40.4%に上り、ミドルシニア採用の需要は着実に高まっています。
数字の両面を正確に知ることが、転職活動の第一歩になります。
マイナビキャリアリサーチLab「転職動向調査2026年版(2025年実績)」によると、50代の転職率は3.8%で、前年比+0.3pt増とはいえ、20代(12.4%)・30代(8.4%)・40代(6.1%)と比べると依然として低い水準にあります(*1)。
分母が「現在働いている全ての人」なので、転職を検討しているかどうかに関わらず全員が対象になります。
50代の3.8%は、50代の働く人100人のうち約4人が実際に転職したことを意味します。
転職後の年収変化では、50代だけが唯一マイナス(平均-4.5万円)という結果が出ています(*1)。
全体平均が+19.2万円と増加する中で、この差は小さくありません。
「年収を下げたくない」という希望は当然ですが、まず現実のデータを知っておくことが冷静な転職活動につながります。
実際に人材紹介の現場で感じてきたのは、50代の求職者が最初の面談でよく口にするのは「本当に求人を紹介してもらえるのか」という懐疑的な言葉だということです。
書類選考で落とされた経験をすでに持っているケースも多く、「年収を下げたくない」という強い希望と「実際に下がってもいい仕事があれば考える」という本音のギャップが大きいのも、50代特有の傾向だと感じます。
*1: マイナビキャリアリサーチLab「転職動向調査2026年版(2025年実績)」
一方で、企業側のミドルシニアへの需要は確実に変わってきています。
パーソルキャリア株式会社がミドルシニア採用実績のある企業505社を対象に行った調査(2025年)では、採用の主な理由として「即戦力人材の確保(38.0%)」「人材不足の解消(36.8%)」「若手採用難(36.6%)」が上位を占めています(*2)。
40代後半以上の採用が「増える見込み」と回答した企業は50代前半で40.4%と、採用ニーズの高まりは数字にも表れています。
企業が50代に期待しているのは、「一から育てる必要がない人材」です。
マネジメント経験・専門職としての深い知識・組織間の調整力など、若手に任せることが難しい役割を即座に担える人材への需要が増えています。
採用担当者として見てきた経験では、書類選考の段階では「年齢への先入観」でフィルターされてしまうケースも実際にあります。
しかし、面接まで進むと「話してみたら全然違った」と評価が変わるケースも決して少なくありません。
つまり、書類選考を通過できる環境(エージェントの橋渡し)と、面接で自分の強みを適切に伝える準備が、50代転職の成否を分けるポイントになります。
同時に、50代前半採用増の見込みを持つ企業が40.4%というのも事実です。
厳しい面と追い風の両方があるのが50代の転職市場であり、両方の数字を踏まえた上で動くかどうかを判断することが重要です。
*2: パーソルキャリア株式会社「企業のミドルシニア層の採用に関する調査レポート(採用実態・人事制度編)」

50代の転職で人材紹介会社を使う最大のメリットは「市場価値を客観的に把握できること」と「エージェントが企業担当者への橋渡しをしてくれること」にあります。
自己流の転職活動と比べたとき、エージェントを活用することで何が変わるかを確認しておきたいところです。
50代の転職で最も陥りやすいのは、「自分の市場価値と企業が求める水準のズレに気づかないまま動いてしまうこと」です。
現職での経験や年収は「自分の実力の証明」と感じやすいですが、転職市場では職種・業界・求める役割によって評価の目線が異なります。
エージェントとの面談を通じて「どのような求人が実際に紹介されるか」を確認することで、市場が自分をどう評価しているかが具体的に見えてきます。
求人票を眺めているだけでは得られない情報です。
エージェントとの面談は、無料で市場の実態を知ることができる機会でもあります。
転職サイトに掲載されている求人は、企業が出している求人の一部にすぎません。
管理職・シニア層向けの求人は、特に非公開での募集が多い傾向があります。
これは、企業側が「既存の在籍者を不安にさせたくない」「競合他社に採用ニーズを知られたくない」という事情から、非公開を選ぶケースが多いためです。
人材紹介会社に登録することで、表に出ていない求人へのアクセスが生まれます。
50代向けの好条件求人ほど非公開になりやすい、という実態があります。
50代の転職で書類選考を通過するためには、エージェントが企業の採用担当者に対して「この候補者はこういう強みがある」と一言添えてくれるかどうかが、大きな差になります。
採用企業側も「50代は扱いにくそう」という漠然とした先入観を持っていることがあります。
しかし、エージェントが求職者のキャリアを整理した上で企業担当者に伝えることで、書類選考通過率が変わるケースは少なくありません。
自己応募では得られない「エージェントという仲介者の価値」が、ここに集中しています。
特に50代は、自分のキャリアを「読み手にわかりやすく」整理する作業に時間がかかりやすいため、書類添削のサポートを受けながら進める意義は大きいといえます。

50代の転職エージェント選びは「まず1社で市場価値を把握し、目的に合わせて2社目を選ぶ」のが最も効率的です。
以下では目的別に7社を厳選し、各エージェントの特徴を表形式で整理しました。
国内最多の求人数を持つ総合型エージェントです。
50代の転職でまず登録すべき1社目として、最初の「市場価値確認」に最適です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 求人数 | 約60万件以上(公開求人)・非公開求人20万件以上 |
| 対応年代 | 全年代 |
| 得意な転職タイプ | 幅広い職種・業種・管理職 |
| サポートの特徴 | 書類添削・面接対策・担当制での相談対応。非公開求人20万件以上にアクセス可能 |
| 50代におすすめの人 | まず市場価値を確認したい人・求人の選択肢を幅広く持ちたい人 |
求人数が国内最多という点は、「今の市場でどんな求人があるか」を把握する上で大きな強みです。
登録後に紹介される求人の条件や職種を確認するだけで、自分の市場価値の現在地が見えてきます。
一方で、担当コンサルタントが多くの求職者を同時に担当しているため、サポートの密度にはばらつきが出ることがあります。
「まず市場を把握する1社目」として活用し、手厚いサポートが必要なら別のエージェントと並行する使い方がおすすめです。
求人数・使いやすさ・ツールの充実度のバランスがとれた総合型エージェントです。
転職サービスとエージェントの機能を一つのサービスで使えるのが特徴です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 求人数 | 約16万件 |
| 対応年代 | 全年代 |
| 得意な転職タイプ | 総合型・未経験から管理職まで幅広く対応 |
| サポートの特徴 | スカウト機能・年収診断・転職フェアなど多彩なツールが使える |
| 50代におすすめの人 | 使いやすいサービスで一歩踏み出したい人・スカウトも受け取りたい人 |
転職活動に不慣れな方でも使いやすいUI設計と、スカウト機能の充実度が特徴です。
エージェントに相談しながら、転職サイトとしても求人を自分で探せる「二刀流の使い方」ができます。
エージェントに相談するほど気が乗らないが、どんな求人があるかは見ておきたい、という段階の50代にも入り口として向いているサービスです。
管理職・外資系・年収800万以上のポジションに強みを持つ専門型エージェントです。
50代のキャリアを「専門性・マネジメント経験」として売り込みたい方に特に向いています。
| 項目 | 内容 |
| 求人数 | 約3万件(管理職・ハイクラス特化) |
| 対応年代 | 全年代(管理職経験者向け) |
| 得意な転職タイプ | 管理職・外資系・グローバル企業・年収800万円以上 |
| サポートの特徴 | 両面型コンサルタントが求職者と企業を同一担当者で対応。企業の内情を直接伝えてもらいやすい |
| 50代におすすめの人 | 管理職経験を活かしたい人・ハイクラス求人を探している人・外資系・グローバル企業に興味がある人 |
両面型コンサルタントという仕組みが、JACリクルートメントの最大の強みです。
求職者対応と企業対応を同一の担当者が行うため、企業が求めるポジションの詳細(求められるスキルセット・組織の課題・社風)を直接教えてもらいやすい構造になっています。
50代のキャリアは「管理職経験・専門知識・人脈」という点で、JACリクルートメントのターゲット層と重なりやすいです。
年収帯を下げたくない方は、まず相談してみる価値があります。
企業・ヘッドハンターから直接スカウトが届く、スカウト型のハイクラス転職サービスです。
「今すぐ転職するかわからないが、どんな求人があるか見ておきたい」という50代に向いています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 求人数 | 約14万件以上(スカウト型) |
| 対応年代 | 全年代(ハイクラス・管理職向け) |
| 得意な転職タイプ | ハイクラス・管理職・スカウト待ち(受け身) |
| サポートの特徴 | 企業・ヘッドハンターから直接スカウトが届く。現職を続けながら市場を探れる |
| 50代におすすめの人 | 現職を続けながらゆっくり探したい人・スカウトで自分の市場評価を確認したい人 |
現職を続けながら「どの程度のオファーが来るか」を確認したい場合、スカウト待ちというスタイルは心理的ハードルが低く始めやすいです。
ただし、ビズリーチは利用に有料プランがある点に注意が必要です。
無料でも基本機能は使えますが、全機能の利用には有料登録が求められます。
「求人へのアクティブな応募」より「まず評価を確認したい」という50代の方に特に向いているサービスです。
担当者によるサポートの手厚さで評価が高い、サポートが手厚い転職エージェントです。
「エージェントと一緒に丁寧に転職活動を進めたい」という方に向いています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 求人数 | 約3万件 |
| 対応年代 | 全年代 |
| 得意な転職タイプ | 管理職・ハイクラス・丁寧なサポート重視の転職 |
| サポートの特徴 | 両面型コンサルタント対応。年収800万円以上の求人が約半数を占める |
| 50代におすすめの人 | 丁寧なサポートを受けながら進めたい人・初めてエージェントを使う人 |
初めてエージェントを活用する50代の方には、担当者の対応品質が高いパソナキャリアは使いやすい選択肢です。
求人数はリクルートエージェントやdodaに比べると少ないですが、管理職・ハイクラス向けの求人に絞られているため、50代のキャリアとの相性が比較的良い傾向があります。
「求人数より担当者の質でエージェントを選びたい」という方に向いています。
40〜60代のミドルシニア層に特化した転職サービスです。
「50代でも使っていいのか」という不安が強い方には、年代特化型ならではの安心感があります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 求人数 | 5万件以上(ミドルシニア向け) |
| 対応年代 | 40〜60代特化 |
| 得意な転職タイプ | 年齢不問求人・ミドルシニア歓迎求人 |
| サポートの特徴 | ミドルシニア専門アドバイザーが担当。年齢不問・シニア歓迎の求人を中心に探せる |
| 50代におすすめの人 | 「50代でも大丈夫か」という不安が強い人・年齢不問の求人を積極的に探したい人 |
年齢不問の求人が最初から集まっているため、書類選考の段階でフィルターされにくい点が特徴です。
総合型エージェントに比べると求人の幅は限られますが、「年齢を気にせず求人を見たい」「ミドルシニアを歓迎する会社を探したい」という目的では、特化型ならではの優位性があります。
「大手では書類選考が通らず自信をなくしている」という50代には、まずこちらで活動を再開する選択肢があります。
CA(キャリアアドバイザー)職に特化した転職エージェントです。
人材業界・HR業界への転職を検討している50代に向いています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 求人数 | CA職求人1万件以上にアクセス可能 |
| 対応年代 | 全年代(人材業界への転職を検討している方) |
| 得意な転職タイプ | CA職・人材業界への転職特化 |
| サポートの特徴 | 人材紹介3社立ち上げ経験を持つ経営者が運営。業界内情と非公開求人へのアクセスに強み |
| 50代におすすめの人 | 人材・HR業界への転職を検討している人・自分の経験をCA職で活かしたい人 |
アイジールジョブは、本記事を運営する当社のサービスです。
そのため特にポジショントークを避けて、事実ベースで紹介します。
CA職というのは、「人の話を聞いて整理する力」「論理的に伝える力」「数字を追う意欲」の3つが求められる仕事です。
人材業界では年齢より経験・姿勢が重視されやすく、管理職経験や複数の転職経験を持つ50代は、求職者の視点と企業の視点の両方を自然と持っているため、CAとして活躍しやすい素地があります。
一方で「CA自体も数字を追う仕事」という認識が薄く、入社後にギャップを感じるケースもあります。
人材業界への転職を視野に入れているなら、業界の実態を含めて正直に話せる専門エージェントと話すことをおすすめします。
50代で人材業界・CA職への転職を視野に入れているなら、アイジールジョブへの相談が選択肢の一つになります。
人材紹介3社立ち上げ経験を持つ経営者が運営するCA職特化エージェントで、業界の表には出ない情報も含めた相談が可能です。
「自分の経験がCA職に活かせるか確認したい」という方は、ぜひ一度アイジールジョブへご相談ください。

50代のエージェント選びに「絶対の正解」はないが、「まず大手1社で市場価値を把握し、2社目で目的を絞る」という順番は共通して有効です。
以下の表を参考に、自分の状況に合ったエージェントを選んでみてください。
| 状況 | おすすめエージェント |
|---|---|
| とにかく求人数を見て市場を把握したい | リクルートエージェント |
| 使いやすいサービスで転職活動を始めたい | doda |
| 管理職・年収800万以上のポジションを狙いたい | JACリクルートメント |
| 現職を続けながらゆっくり探したい(スカウト待ちでOK) | ビズリーチ |
| 丁寧なサポートを受けながら進めたい | パソナキャリア |
| 「50代でも大丈夫か」という不安が強い | マイナビミドルシニア |
| 人材・HR業界への転職を検討している | アイジールジョブ |
「特化型から始める」よりも「大手で市場を確認してから特化型へ」という流れが、結果として時間の無駄が少ないです。
業界に長くいると見えてくるのですが、50代の方が最初の相談に来たとき、「最初から特化型で探したい」という方が少なくありません。
ただ、転職市場の実態を把握していない状態で特化型に行くと、紹介された求人が自分の想定とずれているときに判断基準が持てません。
大手1社でまず「市場が自分をどう評価しているか」を確認してから、2社目で絞るのが最も効率的です。
登録は2〜3社が上限の目安です。
3社以上になると、各エージェントとのやり取りの管理コストが増え、本業や面接準備の時間を圧迫します。
「自分の強みが活かせる領域」が見えてきたら、2社目として目的に合った特化型を選ぶ。
登録は2〜3社が上限。これだけで十分なケースがほとんどです。

50代が転職エージェントを使う際にやりがちなのは「転職意欲が低そうに見えてしまうこと」です。
エージェントも人間であり、動きの早い求職者を優先する傾向があります。
以下の4点を押さえるだけで、エージェントの動き方が変わることが多いです。
エージェントに登録した際、「いつ頃転職を考えていますか?」と必ず聞かれます。
ここで「まだ検討段階で…」と答えると、エージェント側の優先度が下がることがあります。
転職の意思がある程度固まっているなら、転職希望時期は「3ヶ月以内」または「できるだけ早く」と伝えることをおすすめします。
エージェントは成約して初めて報酬が発生する仕組みのため、動きの早い求職者に時間をかける傾向がある点は、事前に知っておいて損はありません。
エージェントが自動的に年収交渉をしてくれると思っている方が多いですが、実際には「年収交渉をしてほしい」と明示しない限り、対応が薄くなるケースがあります。
「現職の年収・希望する年収の下限・その理由」を最初の面談で明確に伝えておくことが重要です。
特に50代は転職後に年収が下がりやすいという現実があるため、エージェントとの最初のすり合わせが後で大きく影響します。
エージェントが無料で提供している書類添削を、活用しきれていない方が多いと感じます。
50代の職務経歴書は、情報が多すぎて「何が強みなのか」が伝わりにくくなりがちです。
「管理した組織の規模・数値で表せる成果・担当した業務の意思決定レベル」を1〜2枚にまとめる作業は、エージェントと一緒に行うのが最も効率的です。
書類添削は無料で使えるサービスですが、求職者側から「添削してほしい」と依頼しないと動いてくれないケースがあります。
登録後の最初の面談で「書類添削もお願いしたい」と明示的に伝えることをおすすめします。
複数のエージェントに登録することで選択肢が広がりますが、登録数が増えすぎると管理が大変になります。
各エージェントからの連絡対応・面談スケジュールの調整・重複応募の管理(同じ企業に複数のエージェントから応募するのはNGです)など、3社以上になると本業や面接準備の時間を圧迫します。
2〜3社に絞り、それぞれのエージェントと密なコミュニケーションをとる方が、結果として転職活動の精度が上がります。

50代でも転職エージェントに登録できる?
リクルートエージェント・doda・JACリクルートメントなど主要なエージェントはすべて50代も登録可能です。
マイナビミドルシニアのように50代・60代を対象として特化しているサービスもあります。
ただし、登録後に紹介できる求人が少ない場合や、希望条件と市場の実態に大きなギャップがある場合は、担当者からその旨を伝えられるケースがあります。
これはエージェント側の誠実な対応であり、市場の現実を確認する機会と捉えることができます。
50代の転職は難しいと聞くが、エージェントを使えば変わる?
企業の採用担当者に直接応募するのではなく、エージェントが「この候補者はこういう強みがある」と一言添えることで、年齢への先入観が薄まるケースがあります。
ただし、エージェントを使えば必ず転職できるわけではありません。
市場が評価する専門性・経験・スキルを持っていることが前提です。
エージェントはそれを整理・伝達するプロであり、経験の棚卸しと言語化を一緒に進めてくれるパートナーと考えるのが正確な使い方です。
転職エージェントは何社登録すればいい?
「まず大手1社(リクルートエージェントまたはdoda)で市場を確認し、目的に合わせて特化型を1社追加する」という使い方が最も効率的です。
4社以上になると、各社からの連絡・面談・求人管理の手間が増え、転職活動そのものの質が落ちることがあります。
また、同じ企業に複数のエージェントから応募してしまう「重複応募」も避けなければならないため、管理しきれる範囲に絞ることが重要です。
50代の転職で年収を下げずに済む方法はある?
管理職・専門職として即戦力で機能できるポジションを狙い、かつ転職先の報酬体系が現職と同水準以上の会社に絞ることが前提です。
実際のデータでは、50代の転職後年収は平均で-4.5万円という結果が出ています(マイナビキャリアリサーチLab「転職動向調査2026年版(2025年実績)」)(*1)。
年収を維持・向上させるためには、「自分の市場価値を正確に把握した上で、年収交渉を明示的に行うこと」と「非公開求人を持つエージェントを使うこと」の2点が現実的な対策です。
転職エージェントと転職サイトはどう違う?
転職サイトは求人情報を検索・閲覧し、自分で応募する形式です。
50代の転職では、エージェントを通じた「企業担当者への橋渡し効果」が書類選考通過率に影響しやすいため、エージェントの活用が有効です。
「転職サイトで情報収集しながら、エージェントで実際の活動を進める」という両立した使い方もできます。
【免責事項】
※本記事に記載の数値・事例は参考情報であり、個人の状況や転職先によって結果は異なります。転職の意思決定は、ご自身の状況を踏まえた上でご判断ください。
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監修者
株式会社アイジール 代表取締役
株式会社エス・エム・エスへの第二新卒での入社をきっかけに人材業界へ足を踏み入れる。その後、株式会社プレックスの創業メンバー・役員として約3年間、キャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを含む業務全般を経験。現在は株式会社アイジールにて、キャリアアドバイザーを中心とした人材・HR業界特化の人材紹介事業を運営しております。