キャリアアドバイザーから何度も電話が来たり、希望と違う求人を勧められたりすると、「正直うざい」と感じるのは自然です。
ただ、すぐ退会するよりも、何が嫌なのかを分けて対処した方が転職活動で損しにくくなります。
この記事では、CA(キャリアアドバイザー)側の事情も踏まえながら、担当者との付き合い方・断り方・担当変更の判断基準を整理します。

キャリアアドバイザーから何度も電話が来たり、希望と違う求人を勧められたりすると、「正直うざい」と感じるのは自然です。
ただ、すぐ退会するよりも、何が嫌なのかを分けて対処した方が転職活動で損しにくくなります。
この記事では、CA(キャリアアドバイザー)側の事情も踏まえながら、担当者との付き合い方・断り方・担当変更の判断基準を整理します。

監修者
株式会社アイジール 代表
株式会社エス・エム・エスへの第二新卒での入社をきっかけに人材業界へ足を踏み入れる。その後、株式会社プレックスの創業メンバー・役員として約3年間、キャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを含む業務全般を経験。現在は株式会社アイジールにて、キャリアアドバイザーを中心とした人材・HR業界特化の転職エージェント事業を運営。

キャリアアドバイザーをうざいと感じたら、まず不満の種類を分けることが大切です。
電話が多いのか、求人がズレているのか、態度が合わないのかで、取るべき対処法は変わります。
人材紹介会社に所属する場合は、求職者だけでなく採用企業との間にも立ちます。
そのため、相談相手であると同時に、採用マッチングを成立させる営業職としての側面もあります。
「仕事中に電話が来る」「断った求人をまた勧められる」「話し方が上から目線に感じる」などが続くと、担当者への不信感は強くなります。
特に在職中の転職活動では、連絡のタイミングひとつで職場に転職活動が知られる不安もあるため、連絡が多いだけでストレスになりやすいです。
ただし、うざいと感じた瞬間にすべての担当者を切る必要はありません。
問題は担当者の性格なのか、連絡ルールのすれ違いなのか、求人の前提条件が共有できていないのかを分けると、改善できる余地が見えます。
キャリアアドバイザーへの不満は、大きく「連絡設計」「求人提案」「態度」「選考圧力」に分けられます。
たとえば電話が多いなら連絡時間を指定すれば改善することがありますが、希望を何度伝えても無視されるなら担当変更を考えてよい場面です。
一方で、理由説明がないまま応募や内定承諾を急かされる場合は、担当者との相性だけでなく支援方針そのものを見直した方がよいです。
著者がこれまで見てきた範囲では、良い担当者ほど強く勧める場面でも理由を説明します。
「この求人は希望と違いますが、経験を活かせる可能性があるので一度見てほしい」と言える担当者と、「とりあえず応募しましょう」だけで押す担当者では、受け取る印象が大きく変わります。

キャリアアドバイザーがうざいと感じられやすいのは、読者の都合や希望条件が尊重されていないと感じる場面です。
特に、仕事中の電話、希望と違う求人、上から目線の助言、内定承諾の急かしは不信感につながりやすいです。
転職エージェントに登録した直後は、面談調整・求人紹介・応募意思確認の連絡が一気に増えることがあります。
在職中の人にとっては、昼休みや勤務中に電話が鳴るだけで負担になり、「こちらの都合を考えていない」と感じやすい場面です。
キャリアアドバイザー側にも、求人の締切や企業への推薦期限があり、早く確認したい事情があります。
とはいえ、事前に伝えた時間帯を守らない連絡が続くなら、担当者側の配慮不足と考えてよいです。
ディーエムソリューションズ株式会社が運営するCollect.の2025年9月調査では、転職エージェント利用経験者148名のうち、担当者への不満は「ない」が過半数でした。
一方で「希望と合わない求人ばかり紹介された」は16.9%、「連絡がしつこい」は11.5%で、求人のズレや連絡頻度は不満につながりやすいことがわかります。(*1)
ただ、希望と違う求人がすべて雑な提案とは限りません。
本人の希望条件と企業側の採用可能性に差がある場合、現実的に通過しやすい求人を混ぜて提案することもあります。
*1: Collect.「担当者への不満は『ない』が5割以上。キャリアアドバイザーに関するアンケート調査」
「その経歴では厳しいです」「もっと現実を見た方がいいです」といった言い方をされると、正しい内容でも受け入れにくくなります。
キャリアの相談をしているはずなのに、評価される側に回されたような感覚になるためです。
現実的な市場感を伝えること自体は、キャリアアドバイザーの大事な役割です。
しかし、良い担当者は厳しい話をする時ほど、理由・代替案・次の行動をセットで示します。
「今日中に応募しましょう」「この内定は逃さない方がいいです」と急かされると、売上のために動かされているように感じる人も多いはずです。
内定後は人生に関わる判断になるため、納得する時間を持てないこと自体が大きな不安になります。
一方で、採用枠が埋まりそうな求人や回答期限が短い内定では、早めの意思決定が必要なケースもあります。
問題は急かすことそのものではなく、なぜ急ぐ必要があるのかを説明し、最後の選択権を求職者に残しているかです。
しつこい連絡とは逆に、質問への返答が遅い、面接後の連絡がない、登録したのに求人が来ないという不満もあります。
この場合は、担当者が忙しいだけでなく、希望条件や経歴から紹介できる求人が絞られている可能性もあります。
複数社の立ち上げを通じて感じてきたことですが、条件が曖昧な人ほど紹介の優先順位が下がりやすい場面があります。
「何でもいいので良い求人をください」より、譲れない条件と妥協できる条件を分けて伝える方が、担当者は動きやすくなります。
担当者の対応に違和感がある時は、相性だけで判断せず、CA職や人材紹介の仕組みを理解している人に一度壁打ちしてみるのも有効です。
本記事と同じ株式会社アイジールが運営するアイジールジョブはキャリアアドバイザー職に特化しており、求人の裏側や担当者の見極め方も含めて相談できます。
キャリアアドバイザーとの相性や求人提案の受け止め方で迷っている方は、ぜひ一度アイジールジョブへ相談してみてください。

強引な対応の背景には、担当者個人の性格だけでなく、人材紹介のビジネスモデルがあります。
転職エージェントは採用決定で企業から報酬を受けるため、キャリアアドバイザーは求職者の希望だけでなく、企業の採用要件や自社の成果責任も見ながら動いています。
転職エージェントの多くは、求職者が採用企業に入社した時に企業から報酬を受け取る成功報酬型です。
厚生労働省の令和6年度職業紹介事業報告書の速報では、有料職業紹介事業所は30,561事業所、常用就職件数は888,993件、手数料収入は約9,835億円とされています。(*2)
求職者側は無料で利用できることが多い一方で、エージェント側には採用決定を作る成果責任があります。
この構造を知っておくと、応募や内定承諾を急かされる背景を冷静に見やすくなります。
成功報酬型だからといって、すべての担当者が強引になるわけではありません。
ただし、短期の成果だけを重視する担当者に当たると、求職者の納得より応募数を優先されているように感じることがあります。
*2: 厚生労働省「令和6年度職業紹介事業報告書の集計結果(速報)」
キャリアアドバイザーには、面談数、応募数、内定数、成約数などのKPIが置かれることがあります。
KPIとは業務の進捗を測る指標のことで、営業職では行動量や成果を管理するために使われます。
この目標管理が強い会社では、求職者から見ると連絡が多い、応募を急かされる、求人提案が多すぎると感じることがあります。
ただし、数字を追いながらも求職者の納得を大事にする担当者はいるため、KPIの存在だけで悪い担当者とは言い切れません。
キャリアアドバイザーは、求職者を企業に紹介する時に「この人を推薦してよいか」を見ています。
企業に合わない人を大量に推薦すると、採用企業からの信頼を失うため、エージェント側で社内選考のような確認が入ることもあります。
そのため、希望条件だけを聞いて求人を出すのではなく、企業側の採用可能性も見ながら提案する動きになります。
求職者側から見ると「希望を無視された」と感じる場面でも、実際には通過可能性や推薦責任を考えた提案であることがあります。
キャリアアドバイザーは、複数の求職者を同時に担当します。
著者の肌感覚では、担当人数が増えるほど、レスポンスが早い人、希望条件が明確な人、面接後の状況共有がある人に動きやすくなる傾向があります。
dodaの2026年3月転職求人倍率レポートでは、転職求人倍率は2.39倍、求人数は前年同月比で9.2%増、人材サービスの求人数は前月比102.1%とされています。(*3)
求人も求職者も動いている市場では、担当者の時間も取り合いになりやすいため、求職者側の情報整理も重要です。
人材紹介会社が増えると、求職者にとって選択肢は広がります。
一方で、エージェント側は競合より早く連絡し、早く面談し、早く推薦したいという圧力も受けやすくなります。
ただし、背景があることと、求職者の都合を無視してよいことは別です。
理由説明がない強引さは、担当変更を考えるサインになります。

担当者をすぐ変える前に、連絡頻度と希望条件を一度だけ明確に伝える価値があります。
特に、断る理由を一言添えると、キャリアアドバイザー側も次に紹介すべき求人の方向性を修正しやすくなります。
電話が多い場合は、「平日の日中は出られません」だけではなく、出られる時間帯と連絡手段を具体的に伝えましょう。
たとえば、平日は19時以降、急ぎでなければメール希望のように書くと、担当者も調整しやすくなります。
送る文面は短くて十分です。
「現職中のため、平日9時から18時の電話は避けていただけると助かります。急ぎでなければメールでご連絡ください」と伝えれば、不満ではなく運用ルールとして共有できます。
希望条件が多すぎると、担当者は何を優先すべきか判断しにくくなります。
まずは勤務地、年収、職種、働き方、業界などから、絶対に譲れない条件を3つだけ選ぶのがおすすめです。
「年収は現状維持以上」「勤務地は都内」「法人営業経験を活かしたい」のように具体化すると、求人のズレは減りやすくなります。
条件を絞ることは妥協ではなく、担当者に動いてもらうための地図を渡すことです。
求人を断ること自体は問題ありません。
むしろ、理由を伝えてくれる求職者の方が、次の提案を改善しやすくなります。
「年収条件が合わない」「夜勤が難しい」「この業界は広げたくない」など、一言で構いません。
断る理由があるほど、次の求人紹介の精度は上がりやすいため、無言でスルーするより自分にとっても得です。
応募や内定承諾を急かされた時は、すぐに反発するよりも、期限と理由を確認しましょう。
「いつまでに回答が必要ですか」「急いだ方がよい理由は、採用枠・選考日程・企業都合のどれでしょうか」と聞くと、本当に急ぐべき案件か見極めやすくなります。
それでも納得できない場合は、「大事な判断なので、今日中ではなく明日午前まで考えたいです」と期限を切って返す方法があります。
意思決定を先延ばしにするのではなく、納得して返答するための時間を取るという伝え方にすると、関係を崩しにくいです。
キャリアアドバイザーとの相性は、求人票だけでは判断しにくい部分です。
ただし、本記事と同じ株式会社アイジールが運営するアイジールジョブのように、キャリアアドバイザー職に詳しいエージェントであれば、担当数・面接対策・求人の出し方など、実際の支援体制まで確認できます。
担当者との相性や支援の質を比較しながらキャリアアドバイザー職を検討したい方は、ぜひ一度アイジールジョブへご相談ください。

連絡ルールや希望条件を伝えても改善しない場合は、担当変更や他社併用を検討してよいです。
ただし、選考中・内定中・日程調整中の連絡を無視すると、自分の信用や選考進行に影響することがあります。
担当変更を考えてよいのは、希望条件を何度伝えても反映されない、連絡可能時間を守らない、理由説明なく応募や承諾を迫るようなケースです。
特に、こちらの意思決定を尊重しない対応が続く場合は、我慢して使い続けるメリットが薄くなります。
担当変更は失礼ではありません。
「別の視点でも相談したい」「連絡方針が合う方にお願いしたい」と伝えれば、感情的な批判ではなく支援体制の調整として依頼できます。
求人の幅が少ない、担当者の専門性に不安がある、連絡が遅く活動が止まる場合は、他社併用が現実的です。
複数社を使うことで、求人の質だけでなく、担当者の説明力や連絡ルールも比較できます。
ただし、同じ求人に複数エージェントから応募すると混乱が生じます。
応募済み企業は必ず管理し、重複応募を避けることが大切です。
退会してよいのは、担当変更しても改善しない、希望領域の求人がほとんどない、サービス方針そのものが合わない場合です。
転職エージェントは無料で使えることが多いですが、時間と心理的負担はかかります。
退会時は、選考中の企業がないかを確認しましょう。
選考が残っている状態で急に退会すると、企業側への連絡や日程調整が滞る可能性があります。
キャリアアドバイザーからの連絡をすべて無視するのはおすすめしません。
特に、面接日程、選考結果、内定条件、入社意思確認に関する連絡は、短文でも返した方が安全です。
音信不通になると、担当者だけでなく応募先企業にも「連絡が取りにくい人」という印象が残る可能性があります。
断ることは問題ありませんが、選考中の無断放置は自分の信用を下げやすいと考えてください。

良いキャリアアドバイザーは、ただ優しい人ではありません。
希望を聞いたうえで、現実的に難しい点も理由つきで伝え、応募するかどうかの選択権を求職者に残してくれる担当者です。
良い担当者は、求人を紹介する時に「なぜこの求人なのか」を説明します。
希望と少し違う求人でも、経験が活きる理由や通過可能性、懸念点をセットで伝えるため、求職者は判断しやすくなります。
逆に、理由がないまま求人票だけ大量に送られる場合は注意が必要です。
紹介数が多いことより、提案の理由があることを見た方が、担当者の質を判断しやすくなります。
良いキャリアアドバイザーは、求人の良い面だけでなく、残業、評価制度、離職傾向、選考難易度なども伝えます。
採用する側の視点で言うと、リスクを先に共有できる担当者ほど、入社後のミスマッチを防ぎやすいです。
マイナビ転職の2025年版職種別モデル年収平均ランキングでは、人材コーディネーターのモデル年収は572万円とされています。(*4)
ただし、年収や条件は会社の領域・報酬設計・成果で大きく変わるため、数字だけでなく制度の中身まで確認する担当者の方が信頼できます。
*4: マイナビ転職「2025年版 職種別モデル年収平均ランキング」
連絡ルールを守れるかどうかは、担当者の誠実さが出やすいポイントです。
「電話は19時以降」「急ぎでなければメール」と伝えた後に、実際に守ってくれる担当者は、求職者の状況を尊重しています。
もちろん、企業から急な連絡が来ることもあります。
その場合でも、なぜ急ぎで連絡したのかを後から説明してくれるかを見ると、信頼できる担当者か判断しやすくなります。
良い担当者は、一般的な面接アドバイスだけでなく、その企業が見ているポイントや過去の通過傾向を踏まえて対策します。
「自己PRを整えましょう」だけでなく、どの経験をどの順番で話すと伝わりやすいかまで一緒に考えてくれる担当者は貴重です。
キャリアアドバイザー職への転職では、担当者自身が業界をどれだけ理解しているかも重要です。
CA職の業務、KPI、面談、求人提案、企業対応まで理解している担当者なら、面接対策の深さも変わります。
良いキャリアアドバイザーに出会えるかどうかで、転職活動の進めやすさはかなり変わります。
求人の量だけでなく、業界理解の深さや、こちらの事情を踏まえて提案してくれるかを見ることが大切です。
キャリアアドバイザー職に特化したアイジールジョブでは、担当者の見極め方や求人の受け取り方も含めて相談できます。
迷っている方は、ぜひ一度相談してみてください。

キャリアアドバイザーがうざい時は、我慢し続ける必要はありません。
とはいえ、連絡を完全に断つ前に、担当変更や他社併用など、自分の転職活動に不利になりにくい方法から選ぶのが現実的です。
キャリアアドバイザーの電話は無視していいですか?
出られない場合は「本日は電話に出られないため、メールで要件を送ってください」と短く返せば十分です。
求人案内や営業連絡が多すぎる場合は、連絡頻度と希望時間を先に指定しましょう。
担当変更は失礼ですか?
転職活動では相性や専門性が合わないこともあるため、「別の視点でも相談したい」「連絡方針が合う方にお願いしたい」と伝えれば問題ありません。
感情的な批判ではなく、支援体制の調整として伝えるのがポイントです。
希望と違う求人は断っていいですか?
ただし、「年収条件が合わない」「勤務地が難しい」「この業界は希望しない」など理由を一言添えると、次の提案が改善されやすくなります。
無言で放置するより、自分に合う求人へ近づきやすくなります。
退会したら転職活動に不利ですか?
ただし、選考中の企業がある場合は、日程調整や結果連絡に影響することがあります。
退会する前に、応募中・面接中・内定中の案件がないか確認しておきましょう。
複数のエージェントを使ってもいいですか?
求人の幅、担当者の相性、説明のわかりやすさを比較できるため、むしろ判断材料が増えます。
ただし、同じ企業に重複応募しないよう、応募先と応募経路は自分でも管理しましょう。
【免責事項】
※本記事に記載の数値・事例は参考情報であり、個人の状況や転職先によって結果は異なります。転職の意思決定は、ご自身の状況を踏まえた上でご判断ください。
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監修者
株式会社アイジール 代表取締役
株式会社エス・エム・エスへの第二新卒での入社をきっかけに人材業界へ足を踏み入れる。その後、株式会社プレックスの創業メンバー・役員として約3年間、キャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを含む業務全般を経験。現在は株式会社アイジールにて、キャリアアドバイザーを中心とした人材・HR業界特化の人材紹介事業を運営しております。